gin1103
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日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

吐き出さなければ嘔吐じゃない

最近喉の調子が悪い。
痛いわけではないが、違和感。
上気道炎だろうか。
こういう時はたまに受診してもらっている常備薬を飲むのである。



病院それぞれだが、スタッフが受診する時は割引だったり全額無料だったりする。
保険で賄われているのはいうまでもないが。



そのため一回の受診で多めに処方してもらったりする。ロキソニンなど誰でもような知ってる薬からマイナー薬まで。

ロキソニンに限ってはいくつあっても困らない。昔、高熱が出て休みたかったが病棟の状況がそれを許さない状態にあった。

意味なんかないと分かっていたが、とりあえずロキソニンを3錠一気に飲んで熱だけ下げて勤務したのは覚えている。1錠で解熱したかもしれないが、こういう時は気持ちが大事なのだ。
ロキソニンは1日3回、6〜8時間空けてご利用くださいませ。



看護師の場合は患者に接する機会が医療職の中では最も多い。そのため、感染症をもらいやすい。感染性胃腸炎やインフルエンザは最たる例かもしれない。

その状態で他の患者に接することはもちのろんタブーだ。感染を広めてしまう。

腸炎に関しては当然だが、下痢や嘔吐が症状になる。逆に言えばどんなに気持ち悪くてもお腹が痛くても下痢嘔吐をしなければ勤務は可能である。





師長さんと新人のスタッフのこんな会話を聞いたことがある。





新人
「今日体調悪いんです。。吐きそうになったら報告してトイレに行きます。。」



師長
「吐きそうになったら飲み込んでね(^o^)」




新人
「え。。(゚o゚;;」



師長
「吐き出さなければ嘔吐じゃないわ(^o^)」



新人
「え、あの。。(゚o゚;;」



師長
「冗談よ〜体調悪かったらすぐ言ってね(^o^)!」





あの師長の笑顔は中々印象的だった。

本音と冗談半々だったのだろう。
嘔吐することで感染性胃腸炎の診断がついてしまうことはそのまま病棟のスタッフの数が減ることになる。

病院によるが48時間、つまり2日間の休養を強制しているところが多い気がする。

その減った分のシフト調整を師長、主任といった管理者は強いられる。余計な仕事を増やしたくないのは本音であろう。



医療職として病欠することは中々悔しい。
こう考えるのは自分だけだろうか。
とはいうものの一度だけノロウィルスにかかって休ませてもらったことはある。死ぬと思った。

実際に高齢者は亡くなってしまうパターンもある。自己管理はしっかりしていきたい。




「医者の不養生」という言葉があるが、医療の現場に入ってからそれは間違いなく事実であることを痛感する。


食事は基本的に出前や栄養バランス無視の高カロリー弁当

激務のため運動する暇はない

ストレスはアルコールとタバコに向かう

しかし、医者という立場から患者には言わなくてはいけない。

「バランスの良い食事を(ry」
「週に2、3回は運動したほ(ry」
「タバコはダメです!禁煙外来が(ry」



自分がまるでやっていないことを指導するとは何とも面白い話だ。



こんな先生がいた。

呼吸器、肺が専門の先生で担当患者がどうしても禁煙を止めないとぼやいていた。



先生「どーやったら止めてくれっかな〜」

自分「まず先に、今先生が口にくわえてスパスパすってるの止めるっていうのはどーすか?」

先生「いや、お前これはあれだよ。肺に日々ダメージを与え続けて人はどのくらい長生きできるのかを研究中だからさ。。」

自分「患者さん、しばらく止めなそうですね」



先生が本当に研究しているかどうか真偽は聞くまでもないだろう。


病気に対して知識がある分、体調が悪くなると無駄に自分の病態をアセスメントする癖がついている。
アセスメントする前に病院に行けば早い話なのだ。
最近は症状からネット検索し病名などを調べられる。それを見て更に不安になるというマイナススパイラルに陥っている人は割といる。
症状を調べてある程度目星をつけて病院に行くのは全然構わないが、調べて不安になって終わる人もいるから意味がよくわからない。

20.30代の

なんか身体だるいなぁ

とか

ちょっと体調悪いなぁ

は病院に行かなくてもなんとかなる場合がおおいが、40.50代はダメだ。すぐに病院に行って欲しい。切実。
大きな病気が隠れてる可能性が大いにある。


病院に行って

「健康です。異常は何もありません」

と言われればいいではないか。
何にもなかったのに病院にいって医療費が無駄になった。と言う人はいるが無駄にはなっていない。

健康である、という診断を受けたのだ。
同時に得られた安心感は何者にも勝る。



何をするにも身体が資本だ。
当たり前のことだが、意識していない人が多いのも事実。


五体満足であることに感謝する気持ちは忘れてはいけない。これも切実。


お出かけ日和な天気だが相変わらずの病院ライフを始めよう。


ではでは。