gin1103
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日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

99%は大丈夫だ、という事実は残りの1%を無視していい理由には決してならない。


今日のスタバ。
といってもロゴしか写っていない。
これは上野恩賜公園で撮ったものだ。
3月になると花見シーズンでここら辺はごった返す。
その際、「スターバックス出張版」みたいな感じで恩賜公園店舗から少し離れたところで野外販売を行っている。近くにあったトラックを撮ってみた。
上野恩賜公園店はオシャレな外観が素敵で都内でも有名な店舗の1つだが、連日の混み具合から集中するにはあまり向かないので自分はそこまで使用したことはない。






昨日の話。

病院に受診に行った。
医療者が受診するとはなんとも慣れない感じだ。

自分の病院では迷惑になると思い、違うところにいった。お金はかからないが個人情報がまるで保護されない感じになるのは嫌だからだ←


何故か病院に行ったのか、と言ったら3日前からとある症状が続いていた。

それは左上下肢の痺れだ。

それだけ聞いたら特に緊急性はないかもだが、自分の場合は訳が違った。

2ヶ月ほど前に交通事故にあっているのだ。
頭部を強く打撲した。
ちなみに、その時はまだブログを始めていない。

もちろん事故直後にCTなどの画像検査はして異常がないことも自分の目で確認している。

何故1ヶ月以上も前の事故のことを気にしているのかと言えば、時間差で症状が出てくる疾患もあるからだ。



それは、慢性硬膜下血腫。
聞いたことがある人も多いと思う。



50代以上の男性に起きることが多い疾患で、頭部打撲から1〜3ヶ月ほど経ってから症状が出る。半年経ってから出てきたパターンも聞いたことがある。軽い打撲でもジワジワと脳内で出血し、血腫になってしまう。
高齢者の場合は頭を打ったことも忘れてしまい気付いたら症状が進行している、なんてこともある。

主症状としては頭痛、嘔吐、認知機能低下や手足の麻痺、しびれだったり。内科的治療で済めばいいが、手術適応になる可能性も大いにある。



好発年齢が50代以上ってだけで、これは小児や20〜30代の若い世代にも起こり得るものだ。
小児の場合は虐待が原因だったりもする。


自分の場合は日頃の疲れが溜まっている、と割り切るのは簡単なのだが、今までにない感覚が手足に残っていたのと以前の交通事故が引っかかっていた。

それより何より、医療者である以上1番危険性のある疾患を可能性として除外するのは大事なことだ。
患者にも同じことを指導してる身としてしっかり検査をしてきた。

99%は大丈夫だ、という事実は残りの1%を無視していい理由には決してならない。




結果。

異常なしだった。

むしろ優秀な海馬をしている、と生まれて初めて脳の一部を褒められた。




結果だけいうと、

「心配し過ぎだったんだよ〜」

とか

「慢硬な訳ないじゃん〜」

と職場のみんなにいじられる。
慢硬とは慢性硬膜下血腫の略だ。
何かいやらしい響きだ。
いや、なんでもない←





なんにせよ、

「心配し過ぎだったわ〜テヘペロ」

って笑える結果が待っていたわけだからこれ以上に良いことはない。






病院に行きたがらない人の発言にこんなのがある。

「行ったって『どこも異常ない』って言われるんだから行く意味が無い」


皆さんは意味が無いと思うだろうか。
自分は意味は大いにあると考える。


お金はかかるし、時間もかかる。

だが、自分の体調に異常がないという事実を専門家からお墨付きをもらえる訳なのだから。



寝てれば治る、
ほっとけば治る、
飯食えば治る、



そう思いたい気持ちも非常に分かる。
だが、エビデンスも無く自分の意地を張り続ける行為は何の意味も無い。

「異常なし」と医師に言われた時に
「ほら、言った通りじゃん!」
と連れてきた家族に怒るような人もいなくはないが、それはただの後出しジャンケンの様なものだ。


怒る必要などない。

異常がなかったら

「あぁ〜良かった〜テヘペロ」

これでいいのだ。
テヘペロはしてもしなくてもいい。






とりあえず、脳は健康なことが分かったのでこれでダメなら次は頚椎、脊髄系を疑っていこうと思う。

診断とはこんな感じで可能性を潰していく作業だ。

「1番最後の医師は名医」
と呼ばれる理由もここにある。




ここで例え話をしよう。




とある4人が問題を解こうとしている。



・目の前に1〜4の数字が書かれているカードが伏せておいてあります。この中から「3」を引き当ててください。「3」以外のカードを引いたらそのカードは選択肢から除外します。チャンスは1人1回です。



こんな問題だ。

A君は「1」
B君は「2」
C君は「4」
をそれぞれ引いた。
では、D君が引くカードは。。?



もちろん「3」以外はありえない。




分かりにくかったかもしれないが、医師の診察とはこういうものだ。

原因疾患を1発で当てれることは案外少ない。様々な医師が選択肢を狭めてくれるこらこそ正解にたどり着けるのだ。
だが、患者からしたら

「色んなとこ行ってダメだったけどこの先生が原因を突き止めてくれた!!」

と、今までの先生のことは忘れて目の前の医師に感謝の気持ちをフルスイングでぶつける訳だ。

1発で原因を突き止める能力も必要だが、こういったことを考えると医師同士の連携、サポートも重要になるのだと常々強く思う。


さてさて。健康のありがたみを再認識したということで今日もフル活動していこうと思う。
がんばるぞい。


ではでは:)