gin1103
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

ヒューマニズムだけでやっていけるほど簡単な案件なら世の中に誰1人として苦労する人はいない。


今日のスタバ。
羽田空港にある店舗。
バッチリANAのロゴもある。
店内はかなーり狭いが
周りにはさすが空港、座るスペースはたくさんあるので困ることはない。
特別なお菓子が売っていたような無いような。
スタバは関係ないやつかも。
空の旅の前にここで一息つくのもいい。




一息つくどころか、なんか疲れがたまってくる週の真ん中。コミュニケーションが取れないことによるストレスが多い。頭が悪いヤツを相手にするのは辛い←
人生色々なのだよ。み◯を。


もちろん職場のスタッフだけでなく、患者との間にもコミュニケーションはあり、疾患によって通常よりも対話が成立しにくい場合がある。

誰もが知っている疾患では「認知症」だろう。

年齢経過と共に徐々に記憶力低下やいわゆる"ボケる"症状が出るくらいならまだかわいいものなのだが、若年性アルツハイマー型など若い世代にも起こり得て症状の進み方も一気にくるものだと家族共々、困惑してしまうことも少なくない。


超高齢者社会に向かっている日本。
認知症の患者は増えてくると思う。
実際に病気を抱えている家族がいる人も少なくないだろう。


おそらく「認知症 マンガ」とかで検索にヒットするマンガは中々鬱になるので見るのが、嫌になる。
が、こういった状況で悩んでいる人がいるから目を背けてはいけないのかもしれない。






どんな会話になるのか例を挙げてみよう。





自分「◯◯さん、こんにちは〜」

患者「あなた誰?」

自分「◯◯さんの担当ですよ〜よろしくお願いします〜」

患者「へぇーそうなの。それより息子に連絡してくれる?今週北海道の実家に帰らないといけないから」

自分「息子さんに連絡して欲しいんですね〜」

患者「それはそうと、今日の天気は?」

自分「今日は雨ですね〜1日降るみたいです」

患者「大変!あなたそこに干している洗濯物を取り込んでもらってもいい?昨日は雲ひとつない晴れ空だったから干したのよ。私は昔から午前中に洗濯を終わらせる主義だったから」


ちなみに、この患者に息子はいない。娘が1人だ。
実家も北海道ではない。
病室に洗濯物はもちろん干していないし、
昨日も雨だった。

だが、おそらくこの人が
"洗濯を午前中に終わらせる主義"
だったのは事実かもしれない。

昔からの習慣や記憶は残りやすい。
長期記憶と呼ばれるものだ。

例に挙げたのは会話の内容こそないが、成立はしている。全然症状としては軽い。
そして、基本的に患者が言ったことに対しては強く否定はしない。「息子さんはいないでしょ!」と言ったところで相手を怒らせるだけで特に生産性がない。
だからオウム返しするか、流す。
不必要な会話の中に必要なサラッと質問をいれて問診するのがスムーズだ。
あくまで自分が好きな方法である。



しかし、これが重度になれば会話が成立しない。



「私の昼ごはんは?」

「お母さん、さっき食べたよ?」

「何言ってるの!早く私を銀行に連れていって!お金をおろしてこなきゃ!」

「お金ならあるから大丈夫だよ」

「昨日泥棒が入ったの!泥棒が入ったってここにメモが書いてあるもの!」

「鍵かけてるから大丈夫、誰も入ってこないから」

「お腹すいたわ。ご飯はまだ?」


しっちゃかめっちゃかだ。
こんな会話を四六時中続けていたら関わってる家族は嫌気がさしてくるのもわかる気がする。



さらにひどいと発言もまともにできない。
排泄物を食べたりもする。
いきなり包丁で襲いかかってきたり
首を絞められたりもする。



記憶力に関して言えば


ほんの10秒前のことも覚えられなかったり、

食事やお金のことなど、とある1つのことに徹底的に執着したり、患者それぞれでパターンがあるのでそのクセを掴むまでが勝負だったりもする。


起こり得るパターンを羅列してるだけなので、認知症の患者が全員が全員上記の行動をするとは思わないでほしい。






認知症の家族に対する介護疲れや、そこから来る悲しい事件を見るたび他人事ではないと強く感じる。
自分の家族がそうなる可能性は0ではない。
もちろん自分自信の可能性も。


今まで長く一緒に生活してきた家族の豹変した姿を見てしまうのがメンタル的にもキツイと思う。
自分を育ててくれた両親がトイレも食事も1人ではままならない姿を見るのは間違いなく辛い。

手放してしまえば楽だ。

しかし、言葉のまま簡単に切れる繋がりではない。

じゃあどうするか。
1人で抱え込まずにサポートを求めるのが大切だ。
家族の負担を減らすための在宅サービスもあるし、「家族のことは私が守る!」と強い意志を持っている人ほどサービスを利用してもらいたい。
双方ともに倒れてしまうのが最悪の展開だ。

ヒューマニズムだけでやっていけるほど簡単な案件なら世の中に誰1人として苦労する人はいない。



ちなみに、うちは認知症の家系だ。
絶対遺伝する訳ではないが、リスクファクターではある。だからいつでも覚悟はできている。
あとはそうなった時にどう迅速に動けるかだ。



考えるとテンション下がる。しかし、だからといって何事もパフォーマンスは下げない。
しばらく雨が降りそうな一週間。
雨に打たれ、蒸す毎日。
だけどもだけど、今日も1日プルスウルトラ!
(ハマっている)


ではでは:)