gin1103

日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

食べたいものも食べず、飲まず食わずでリングに上がって殴り合うなんてただのドMじゃん


浅草寺。工事を行っている的な話を昔聞いたが、今もそうなのだろうか。基本そっち方面には行かないので分からない現状。仕方ない現状。









昨日ボクシングの減量の話をしたので少し続けて書いてみる。


ボクシングやってる人がほぼほぼ聞かれるでこんなのがある。



「なんで減量するの?」

「減量大変なら階級あげればいいんじゃない?」


こういうことを聞かれる。


では、減量しないでボクサーが試合に出るとどうなるか。腹筋がシックスパックに割れることはなく、ぶよぶよのお腹で試合に出て殴り合う両者。
ステップを踏むごとに弾む脂肪。何とも醜い。
だから、減量をするのだ。




もちろん、違う。醜いのは事実だが。。。



本来、スポーツに支障を来さない体重変動は3〜4%程度と言われている。あくまで一例なので、体脂肪率や筋骨格量で差が出ることはご理解いただきたい。
つまり、体重60㎏の選手がいたら、減らすとしても3kg弱ということになる。

そのくらいだと階級的にはスーパーフェザー級
ちなみにスーパーフェザー級でいうと日本人では
内山高志選手が有名だ。
今年残念ながら王座陥落してしまったが、とても魅力のあるボクシングをする選手だ。再起するそうなので是非とも応援していきたい。



この階級で大体57〜60㎏未満になる。
じゃあ、元々60kgくらいの選手は程よい減量でスーパーフェザー級に出ればいい、と考えるだろうがそうも言っていられない。
元々60kgある人なら恐らくフライ〜バンタム級になるだろう。そのためには7〜10kgの減量になる。


そうなってしまうのは何故か。日本のプロボクシング界のシステムと風習がそうさせない。


体重計量は試合の前日に行われる。
(昔は当日計量だった)
その日、その秤に乗っている時まで規定の体重でいれば試合当日は体重が重くても問題はない。
ま、増やしすぎると注意を受けるパターンはあるが。
そうなると元々体が大きい選手は有利になる。


例えば、元々60㎏の選手が57kgにするのと元々70kgの選手が57kgにするのとでは試合当日の体格差が歴然になる。同じ階級と言ってはいるが戦っている時の体重は全然違う、なんてこともあり得る。


もちろん過酷な減量をクリアした分、そのくらいのアドバンテージはあっていいと思ったりする時もある。無理な減量でスタミナが落ちてしまうパターンや
下手したら試合ができない場合もあるし。
まさにハイリスクハイリターンなのだ。


大幅な減量を行い、前日計量に間に合わせるというスタイルが結構どのジムにも根付いているので、それに伴い体格に合った適正階級というのもボクシング界では常識の範囲内から逸脱してくる。

そのため、プロボクサーで手軽な体重調整で試合に臨む人は少ないのではないだろうか。それで挑めば確実に体格負けしてしまう。階級1つ、たった2〜3㎏違うだけでパンチの威力は大きく変わる。
だから気軽に「減量キツイから階級上げちゃおう」とはなれないのだ。ボクサーのパンチは人の命を簡単に奪うことができてしまう。


医療的な観点から言えばそういった過酷な減量を強いている業界の流れを変えるべきだと思ったりもするがそうもいかない。
ボクシングに限らずどんなスポーツも今までと違う流れを作るのは大変である。



自分はボクシングが大好きだが、減量のピークにくる試合1週間前くらいは

「俺なんでボクシングなんかやってるんだろう?」

と自問自答していた。
これは不思議なもので毎回毎回だった。



人から見れば、

食べたいものも食べず、飲まず食わずでリングに上がって殴り合うなんてただのドMじゃん

という意見を持たれることも少なくない。
しかし、これはやらないと分からない魅力。
麻薬といってもいいほど中毒性があるのだ。


最近は女子ボクシングも盛んになってきていたり、シェイプアップ目的でボクシングを始める人が男女共に増えてきているので嬉しい話だ。
皆さんも少しでも興味があったらグーグル先生に最寄りのジムを聞いて門を叩いてみてほしい。
新たな世界が広がるはずだ。


将来は地元にボクシングジムを作って隠居生活をしたい。。そんなことを考える日曜の朝なのであった。



ではでは:)