gin1103

日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

障害という言葉を盾に何でも許されると思ったらそれは大間違いだ。

最近医療ネタをあまりにも書いていないことに気づいた。最近読者になってくれた方は自分が医療職であることを知らないかもしれない。
いや、むしろ知ってる人少ない。



当たり前だが病人にも色んなタイプがいる。

点滴、抗生剤治療のために数日入院するだけの人。

若いのに交通事故で骨折して入院してしまい毎日かわいい看護師さんを求めてる若者。

大きな手術のための予定入院の人。

生まれてから病院にいる期間の方が長い人。




そして、生まれつき身体に障害を抱えている人。


過去に何人も接してきた。
自分は彼らを特別視することはない。
患者は患者。
障害があるからという理由で治療や関わり方に対して特別手を加えることはしない。
もちろん彼らが物理的不可能なことに関しては手伝う。例えば車椅子で移動している人に対して階段を登れとはもちろん言わない。

彼らも過度な特別扱いを望んではいない。自分が関わってきた人たちは少なくともそうであった。

しかし、この前全くの逆パターンの患者に出会ったのだ。


第一に自分の要望を全て受け入れるように言われた。
そのために必要な治療があったとしてとそれは受け入れない。何故ならそれは"自分が嫌だから"
でも、体は良くしてほしい。


医療職でなくてもこの要望がおかしいのは分かるとは思う。

もちろん患者の希望を叶えるのが医療の基本ではあると思う。それは間違いない。しかし、患者も含め医療はチームで行う。1人のわがままをハイハイ聞いている様ではいけない。その線を引くには時には強気になる必要もある。


その要望は全部答えられない。
治療も最低限必要になる。


と伝えると、患者はこう返す。


「俺のワガママは通って当たり前だろ!だって俺は障害者なんだぞ!」


気分を悪くする人もいるかもしれないが、この言葉には心底怒りを覚えた。少しでも自分の可能性を見出して治療に対して積極的に取り組んでいる人に失礼極まりない。障害という言葉を盾に何でも許されると思ったらそれは大間違いだ。


しかし、これを聞いて何とか患者のワガママが通る道を模索する人もいるのだろう。そういう人を否定はしない。肯定も勿論できないが。


人間みな無い物ねだりなのだとその患者を通して考えさせられた。

ただ、自分の意見を述べるのなら

何かしらの障害があるだけで特別扱い優遇される様な単純明快な世界ならば人間皆苦労しないのである。


ではでは:(