gin1103
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日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

SNSで出産報告、子供の成長録といった類の投稿を見る度に自分達の両手に届かなかった命を思い出してしまうのだろうか

医療 日記 病院 出産

この歳になると「結婚しました」「出産しました」などなどめでたい報告がSNSにてよく拡散されている。
一部の人種にとっては鬱陶しく思ってしまうものらしいが、それは一先ず置いておこう。





今年、自分の友人二組から同時期に子供を授かったという報告をもらいみんなでお祝いをした。



そして先日そのうち1組から無事に出産したと報告が。
お父さん似の可愛い赤ちゃん。
これまた我が子のように嬉しかった。



さらに残りの1組の友人。
旦那の方に誘われ先日飲みに行った。




そこで、聞いた。

死産してしまったことを。

何気ない日常の時間が一瞬止まった。

居酒屋の喧騒がやたら耳に響いたのを覚えている。

理由は深くは聞かなかった。
友人はただその事実を自分に伝えたかったらしい。無事に出産を終えた友人にもそのことは伝えたそうだ。

溢れ出そうになった自分の涙は、凛とした態度で辛い事実を自分に伝えてくれた友人の姿を見てふみとどまった。



医療に携わる者として、五体満足母子ともに健康生まれるのが当たり前だなんて思ってはいない。
いなかったはずなのに、身近な友人に起こる不幸の可能性を全く考えていなかった自分がいたのだ。
元気に生まれるに決まってる。そう思い込んでいた自分がいたのだ。


「しばらく奥さんと一緒にいる時間を増やすから会える機会減るかも。ごめんな」

と無理矢理作った笑顔で言われた。

こういった時、自分の無力さを思い知る。
大切な友人の力に全くもってなってやれない。


何もできないからこそ、待とうと思った。
いつになるかは分からないが彼らとまた会えた時にいつもの様に友人として振る舞うことがせめてもの支えになると信じて。



彼らは今後SNSで出産報告、子供の成長録といった類の投稿を見る度に自分達の両手に届かなかった命を思い出してしまうのだろうか。


忘れないことは悪いことではない。
しかし、それを想い出す現実はあまりにも辛い。


"君がいなくなった世界で僕はどれくらい残るの"


とある歌詞のフレーズがやたら心を打つ今日この頃である。その時々の心情で歌の解釈がこんなにも変わるのかと思い知った。


気持ちが重くなってしまうが、切り替えて今日を始めようと思う。


ではでは:)