gin1103
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日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

「できるかできないかじゃないんだよ、やるかやらないかなんだよ」

昨日の記事の続きになるので読んでない人は1日遡っていただきたい。



小学一年生の時は六年生が大人に見えるけど、自分がなってみるとそうでもなかったんだなぁと気づく症候群(長い - 日々はあけぼの



タクローさん(仮)との出会いは新歓ライブだった。
他の先輩から

「あの人の演奏は見た方がいいよ」

と事前に言われ、注目していた。



ギターのメーカーが既にガチ勢だった。
多分2万円以下の楽器を使っているのが大半というレベルの中、ギブソンレスポールを唯一使っていた。
分からない人に解説すると、「けいおん!」というアニメで主人公が使っているギターだ(余計分からない

作中では確か25万円とかだった気がする。



ライブは盛り上がりを見せる中、ギターを弾くタクローさんを冷静に見ていた。




ライブ後の打ち上げで話した。


「うちのサークルはコピーバンドが多くてさ。オリジナルをみんなでやれる様なサークルにしたいよね」


確かにタクローさんのバンドくらいしかオリジナルを披露していなかった。ま、各パートの構成を考えて曲を作るとなるとある程度のスキルは必要になるし、ガチ勢があまりいないサークルだったので中々実現は難しかった。



さらに、タクローさんは後輩達にライブハウスでライブをやる楽しさを体感してほしがっていた。
それ故に自分でライブを企画して実力問わず後輩達を積極的に参加させていたのだ。それを大学卒業してからも続けていたのだから頭が上がらない。


おかげで、自分はライブハウスでライブをやることの楽しさに気づけたし、オリジナルをやりたいという気持ちにも駆られ、作曲もできるようになった。
いや、できるようになったというのは適切ではないかもしれない。作曲に挑戦するようになった。という方が的確かもしれない。



「できるかできないかじゃないんだよ、やるかやらないかなんだよ」


作曲に対して消極的だった自分にタクローさんが言った言葉である。とにかくやってみようと。
今度会うときまでにサビ作って聴かせてね、なんていきなり言われたのも覚えている。



結果として発破をかけてもらったおかげで一曲出来上がった。そこからコツコツと自分の曲を書き溜めていった。

その流れをサークル内に広げることもできオリジナル曲を披露するバンドがかなり増えた。結果的に、サークル全体がタクローさんが望んだ形になったのだ。



そして、最終的には自分が主体になってイベントを企画するまでになった。
タクローさんが自分にしてくれた様に後輩バンドを出演させ、楽しさを感じてもらうことができた。


あの時、あの言葉を、あの人にかけてもらわなかったらこの結果にはならなかったことだろう。



ちなみに、タクローさんにはここ数年会えていない。
お互い環境が変わったし、バンドもしていない。
風の便りで結婚して子供もいることも聞いた。
考えてみれば音楽以外での繋がりはそんなになかった。それ以外のプライベートの想い出が微塵もない。
きっと自分は、あの人にとって大多数の後輩の1人でしかないと思う。もしかしたら名前も覚えてないかもしれない。



しかし、自分にとってのあの人は特別な存在だ。
出会えていなかったら…と考えると成し得なかったことが多すぎる。



自分にとってのキーマンが一体どんな人なのか。
それは後にならないと分からないことである。
だからこそ"一期一会"の精神はどんな時も忘れてはいけないのである。


多分、今は自分の方がタクローさんより楽器全般上手いし、何より良いギター使っている←
それを無理矢理自慢なんかしながら一緒にスタジオにいって懐かしい話に花を咲かせたい、そんなことを考えたりしたのであったとさ。


ではでは:)