gin1103
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

金銭の貸し借りをしたことで、今までの対等の関係なら考えることもなかった余計な感情が会話の中で生まれてくる

お金のことで印象深い出来事が過去にあった。


こいつ何で週の頭からお金の話を唐突に始めてるんだ?と思った人は昨日、一昨日の記事を読んでいただきたい。



社会人になって1年目が終わりそうになる三月のことだった。


高校の仲良かった友人から連絡がきた。

クラスが一緒であり、気の合うやつでよくつるんでいた。大学はお互いにその先の進路まで決めていたので違うところに進んだが、長期の休みの度にあって近況報告をし合っていた。

「飲みに行こう!」的なお誘いかと思っていたのだが、電話越しに聞こえてくる声のトーンがいつも感じではないことを悟らせた。


「単刀直入にいうんだけどさ…お金貸してくれない?」

友人からの申し出に息を飲む。

しっかりとした職についていたはずだし、お金に困っているなんて話は聞いたことがなかった。


いくら貸して欲しいのか、と問うと


「20万、、、いや、せめて10万でも…」


いう声が返ってきた。


話を聞くと長年付き合った恋人に振られたことにより、ストレス発散の対象をギャンブルやキャバクラにぶつけまくっていたらしい。依存症が強いものだし抜けられなくなったのだろう。あげく生活が回らない段階に来てしまったらしい。まだ消費者金融に手を出していないだけマシだったかもしれない。


プライドが許さないのか両親には話せていないらしく、友人にはみんな断られ、自分の元を訪ねてきたらしい。


大して仲も良くない1人の人間が相手だったら平手打ちの一発でもお見舞いしてやりたい気分だったが、今までの間柄そうもいかない。

正直10〜20万円を貸すことはできた。
自分は別に金持ちという訳ではないが、非常用の貯蓄はしていたからだ。ここで貸したとしても、彼なら必ず返してくれるとも思った。

結果的には貸さなかった。

今までの関係がお金を貸すことで崩れてしまう、そんな気分に突如陥った。

今後、自分が彼に何かをお願いすることがあった時、


「あの時お金貸してもらったしな…」


と思い嫌でも頼みを聞くだろうし


お願いを断られた場合、


「あの時お金貸したのに…」


と自分も思うかもしれない。


金銭の貸し借りをしたことで、今までの対等の関係なら考えることもなかった余計な感情が会話の中で生まれてくるのだ。


彼とも今後とも関係を続けて行くことを考えた時に、そうはなりたくなかった。


正直にその思いを伝えると彼は「ごめん!」と涙を浮かべて謝ってきた。


「このことは全部忘れてくれ」


と言われたので、それっきりこの話はしていない。


後日、彼から連絡があり両親に正直に打ち明け一時的にサポートをしてもらうようにしたことだけを教えてもらった。

その後、無事にV字回復を見せた彼とは今も良き関係が続いている。


別にお金を貸したところで大きな違いはなかったかもしれないが、自分は本当にお金を貸さなくて良かったと考えている。


何より、お金を貸さなかった、いわば差し出された手を払った自分に対して恨みつらみを何1つ持たずに接してくれる友人を持てたことは幸せかもしれない。



自分にもいつどんな不幸が降りかかるか分からない。
しかし、どんな時も自分のことは自分の力で完結させることができるようにしたい。


そんなことを考え、初心に戻り仕事に取り組もう。


ではでは:)