gin1103

日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

「私、平熱低いから36℃後半でも熱ある方なんだよね」

気温はそこまで高くないのだが、暑い日が続く。


アメリカに行ったことがあるが、あの暑さの感じなら全然いい。カラッとしている。



「カラッとした暑さ」

という表現をよく聞くが


カラッとって何だよ、分かりにくいよ


といつも思っていた。


が、実際に行ったらわかった。


カラッとしていた。


気温が高いが湿度が低いをこんなに的確に表現する日本語はない。




ただ歩いてるだけでも汗が滲んでくる。
嫌な話だ。汗っかきの自分には厳しい季節。


発汗は体温調整のために行うものだ。
誰もが義務教育中の理科で習う。


つまり汗が出るということは当たり前だが体温が高いのだ。うちわや扇風機、クーラーを駆使しても中々体温は下がってくれない。



もっと早く簡単に体温は下がらないものか
昔はよく思っていた。しかし、人の脳は上手く出来ているもので、体温を調整するセットポイントがある。
そこが働くことで体温が大きく変動しないようになっているのだ。



この働きがないと、簡単に体温は変動する。

暑い時、寒い時に便利じゃないかと思うかもしれないが、全くもって全然便利じゃない。

下がった体温は下がり続け、上がった体温は上がり続けようと身体は働く。

体温が32℃下回ったら脳が機能停止する。

そして45℃を超えたら人体の組織が壊れ始める。

人体というのは非常に脆くすぐにダメになってしまう。


こうならないためにも調整機能が脳に搭載されているわけだから人を創ったと言われる神様はさすがである。




体温といえばたまにこんな人を見る。


「私、平熱低いから36℃後半でも熱ある方なんだよね」


簡単に平熱というが、毎日同条件で測っているのだろうか。ま、女性は測っている人がある程度いるかもだが。


個人的には37.5℃以上なければ平熱が何度だろうが問題ないと個人的に考えている。


あくまで体温測定は身体の状態を知り得る1つのツールだ。

熱が高いからといって超緊急になるわけではない。

平熱が34℃だと言い張る患者が、自宅で測定して36℃だったから驚いて救急要請したというパターンが過去にあった。


ちなみに、赤ちゃんは体温が簡単に上がってしまう傾向が強く、38℃や39℃くらいになることも割とある。
しかし、よく寝つけているなら無理に赤ちゃんを起こして夜間救急に駆け込む必要はない
とある小児科の先生はいってた。
むしろ眠いところ起こされたストレスの方が大きいと言っていた。


大人にも言えることだが、氷でのクーリングの効果は大きい。それこそ赤ちゃんならクーリングするだけでかなり解熱効果がある。


市販されている冷えピタなどの冷却シートには解熱効果はないので推奨しない。はなから用途が違う。

ビニール袋に氷を詰めて、少量の水を入れて空気を抜く。スポーツやっている人ならお馴染みの氷嚢があっさり完成する。
これで首、脇、膝裏などを冷やすと効果的だ。


クーリングをしても解熱が見られないなら病院に行く、という判断基準にしても十分だと思う。


注意していただきたいのはこれは症状が発熱のみに限った話だ。この他に症状が追加された場合はひとまず病院へ受診相談のご連絡を。



熱中症や脱水のおじいちゃんおばあちゃんに会いませんように、、


と毎年の夏が始まる前にお祈りするが、お願いが叶ったことはない。

夏の風物詩と言ったら失礼かもしれないが、交通事故0が難しいように夏の熱中症・脱水0キャンペーンも困難な険しき道なのだ。



ではでは。