gin1103
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日々はあけぼの

スタバ大好き病院勤めの人間。日々の出来事や事件を徒然なるままに書いていくスタイル。Twitter:@gin3011

クオリティの高い看護師が多くいる病院

友人からよく聞かれること。


「良い病院ってどこ?」


職業柄自分に聞きたくなる気持ちもわかる。
良い病院の定義が実に曖昧ではあるが、医療職である自分が思う良い病院とはどんなところか。


それは。。



「クオリティの高い看護師が多くいる病院」



あくまで個人的な意見であることを前置きしておく。
しかし、この意見に賛同してくれる人は多い。

クオリティとはもちろん容姿のことではない。
(容姿が良いに越したことはない←)



知識・技術・接遇



この三拍子が揃った看護師のことだ。



なぜ看護師の質が病院の質に繋がるのか。

まず病院という場所に働いている人達の中で看護師は1番人数が多い。患者と接している時間がずば抜けて長い。


名医の先生が手術をしたとして関わりは手術の3〜5時間。術前術後の対応を含めてもトータル10時間はいかないと思う。
その他の医師も患者と長く接しているところはあまり見たことない。色んな仕事があるのだ。


リハビリを行うPT.OTも1人の患者にケアを実施するのは長くても1日1時間程度だ。



対して看護師は二交代制、三交代制を駆使し、人は変われど24時間患者と関わりを持っている。

1番長く患者と接するからこそ、そこでの対応が患者の印象に残るのだ。




看護師に対する患者の発言で印象残っているものがある。


「昨日のミキちゃん(仮名)の方が可愛いかったからチェンジで」


病院はそういうお店ではない。
ひどいことを言われてしまった看護師の心中お察しする。





看護師の仕事と言えば、採血や注射、また血圧を測るなどのイメージが大きいとは思うが、病室を整理整頓やベッドメイキングなど細かな裏方の仕事も多い。
患者の環境整備をするということは、看護師がしっかりしていれば病院全体の清潔は保たれる。


掃除と言えば、ハウスキーパーの方達もいる。
じゃあその人達にまかせれば良いじゃない、と思うかもしれないが、彼らは基本的に共用スペースを掃除してくれる。病室には入れないパターンもある。
さらに言えば仕事が掃除だけなのでサボることはない。
サボる人を1人も見たことがないし仕事が丁寧。


ただ、看護師の場合、環境整備及び掃除はメインの仕事ではない。環境が汚くても手技さえ問題なく行えていれば患者の容体には影響はない。となると、ここで手を抜く看護師も出てくる。

逆にできる人は患者のベッド周りを効率良く綺麗にし、気持ちの良い環境で看護を提供する。

ここで1つの差が出る。





看護師は様々な知識技術が求められるが、基本的には医師の指示のもとでそれらを実行する。

どんなに看護師が必要だと思っても医師がNOと言えば実行はできない。つまり、指示を待っての受け身の仕事になる。

中には医師から言われたことを考えずに、


「やれと言われたからやりました」


ということを言う看護師もいる。
自分で何も考えない。こんな体たらくでは国家資格があってもなくても変わらない。


対して、
医師からの指示を聞き、自分の頭で考察、患者にこれを実行することでどのような影響が出るかを丁寧にアセスメントする看護師もいる。
その結果、他の最善策が見つかればそれを医師に提案してさらに一緒に検討する。
こういった展開ができる人もいる。

これが2つ目の差だ。




最後は、患者とのコミュニケーション。
看護師の言うことをまるで聞かない高齢者も少なくはない。
そういった人を対応するとき、だれでも苛立ちを隠せない。自分より遥か年上の人達に対して失礼な言葉遣いをする人がいる。

また患者に対してタメ口を使う看護師も多い。患者との正しい信頼関係が築けていれば問題はないと思うが、考えも無しにフランクに関わるのが打ち解けたコミュニケーションだと勘違いしている人達もいる。

できる人は敬意を忘れず、その人1人1人に対して適応した方法で関わっている。
そういった接遇の点で3つ目の差が出てくる。





この3つのポイントをクリアできてる看護師が自分の思うクオリティの高い看護師だ。

仕事なんだから全部出来てて当たり前だと思うかもしれないが、そうでもないのだ。見ていて感じる。


知識技術が身についてても接遇がダメだったり

接遇が良くても考え方がトンチンカンだったり

目立つ仕事、処置だけしっかりやって細かい地味な作業はばれないだろうと手を抜いたり。。


しかし、先程から言っているようにクオリティが高い看護師が増えれば、


病院全体が綺麗になり
正しい接遇のもと
患者に対して良い医療が提供できる


家族が入院するならこういう看護師が多い病院にいってもらいたい。

ちなみに、家族が入院してお見舞いに行くと普段の癖で投与されてる薬や医療機器の設定を確認してしまう。

とんでもない設定だったりする時は流石に口出しするが、基本的には何も言わない。家族が医療関係者なのが1番厄介だと自身の経験から分かっているからだ。



どんな病院が良いところなのか。

個人的な意見を述べさせてもらったが、
良いスタッフに巡り合えるか、良い医療を受けられるかは残念ながら運の要素が本当に大きい。

病院で働く者として、スタッフ一人一人のレベルを上げ、どんな患者が相手でもクオリティの高い医療を提供できるように心掛けていかねばならない。

日常と違う環境に身を置くということはそれだけでストレスになる。病院生活を如何に快適にできるかを常に意識する。

当たり前の考えすぎて誰もが最初は持っているが、途中でどこかに置いてきてしまう。

置いてきてしまうのは構わない。また拾えば良いのだから。

どんな時も初心に戻れる精神を大切にしたい。


さて、今日もいい仕事やってやりますかね。


ではでは。